ZX-10Rエンジンオーバーホール
ZX-10Rのエンジンオーバーホール
来週の鈴鹿のレースで使う村リンのエンジンなわけですけど、今日中に走れるようにしておかないとエンジンの慣らしができないということで木曜日、金曜日と頑張って作業しました。
とはいっても、このようなレースをしている皆さんの作業は通常の業務が終わってからの20時くらいからのスタートになりますので、二日連続の深夜終了という8耐前と変わらないようなスケジュールを強いられております。
しかし、村リンちゃんの場合はパワーが上がっても上手に使いきれるわけではないので、トラブルを未然に防ぐために、距離管理するなかで消耗したパーツ(バルブ、バルブスプリング、リテーナ、コッター、ピストン、リングなどなど、かなりの点数の交換になりますけどね)を交換する作業が主な目的ですけども…
もっとパワーが欲しいと言ってくれるようになればいいのですけどね。
下の画像はきれいに洗浄して、バルブシートカットをしたところ。
レース用のエンジンですので、ポートや燃焼室はきれいにポリッシュしていますので、わりと楽に綺麗になります。
ポートをシートの当たり面ぎりぎりまで加工してありますし、バルブ側の45°面も狭いので、丁寧にシートカットしないといけません。
シートカットが終わるともう一度洗浄して、バルブ周りのパーツを組み組みしてから、クランクケースと合体します。
バルブクリアランスの調整をして、バルブタイミングの調整が完了したらピストンとバルブのクリアランスを測定して、問題ない数値であれば、周辺パーツを組付けて完成です。
全て完了した時間は12時直前でした。
前の日よりは早かったけど、もっと上手に段取りして仕事しないと、時間にばかり頼るのは能力のない証拠ですので、ここ最近の仕事ぶりは自分自身でも大変反省している次第です。
この時間にウッドストック工場のおざおざに電話をしたら、なんとまだ工作機械の音がしている始末。 パーツの製作も同じで、やっぱり効率が悪くて時間に頼っている感じがしていますね。 もっと頭をフル回転して考えないといけません。
この後、自宅に帰ってブログを更新するべくパソコンに向かっていたのですけど、かなり書いたところで、なぜか全て消えてしまって(しかも2回も…)、午前2時くらいまで頑張ってや書いていたのに、さすがに断念してしまいました。
このような状態も10月いっぱいで解消されそうですので、もう少し落ち着いて仕事するように心がけますので、ウッドストックは仕事が遅いなーなんて不満もあると思いますけど、頑張りますのでよろしくお願いいたします。