リアサスセッティング

VTR1000F レースでも使用している車両です。

先日、別の作業で入庫したときに前後のサスを手押ししてみると、とてもまともにサーキットを走れないようなプワンプワンした動きでした。

いままでこのままで走っていたようですし、アマチュアレースでこの車両にしてはよく頑張っているタイムが出ているので、近々のレースまではそのままで、次の機会に本体を見てみましょうということでした。

レースが終わり、次まで時間があるので今回チェックしてみることに…


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まずはリアサスのスプリングの自由長と使用していたプリロード量の測定から。

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スプリングコンプレッサーでスプリングを外して自由長を測ります。

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魚、魚(ギョギョ) ほとんどイニシャルかかってなかった…


それはそんな動きをするはずですね?


元々、バネレートを高くしないといけないかな? と思っていましたが、その前にイニシャルの調整からでしょうか?

セオリーとか普通は… とかいうのは好きではありませんけど、感覚と測定結果が繋がると処置は簡単です。 ほとんどの場合は…


しかしです、それくらいプリロードがかかっていない状態でも乗れていたということは、このセットになった理由があるかもしれませんので、こちらの誤っているかもしれない考えを押し付けるのも危険です。 乗っていたときの状態をもっと良くオーナーさんと話してみないといけませんね。


サスセッティングという作業… ライダーの乗り方やタイヤの特性、サス本体の特性によって、セオリーから大きくかけ離れた変な数値で落ち着くこともまれにあります。


このようなことが起こりえるので自分はセオリーという概念にとらわれて冒険を控えるということを嫌うタイプでので、今回のような少々異常値が結果として出てきても、もしかしたらありなのかもという可能性を残しながら、いろいろ試してみたいと思います。


とは言ってもプリ1mm、2mmはないよな~???


スプリング注文してなくてよかったー


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