CB1300エンジン
CB1300SFのレース用のエンジンです。
ちゃんとした作業台はあるのですけど、真冬の寒さに負けて、エンジンをエンジンスタンドに乗っけて、それごと台車に乗っけて、暖かい日差しが入る窓際に持って行って作業してしまっております。
一応、プチプロショップのはずなんだけど、その動きは小動物そのものでして、しかしながら心地よい場所でお仕事をするのはささやかな喜びであります。
そんなどうでもいいことはさておき、このスペシャルなCB1300は市販されていないカムシャフトが使われており、当然のことながら、それ用のデータはありませんので、自分で組む時にきちんとパワーが出るようにいろんな数値を計測しながら分解していきます。
現状のバルブクリアランスは… ふむふむ…
バルブタイミングは… ふむふむ…
バルブとピストンのクリアランスは… んー、いけてないな~
レース用のエンジンとしては、まだまだ攻めれそうな数字でした。
これでもう少しやる気のあるピストンがあれば何頭か馬を足すことができるのでしょうけど、カワサキと違ってホンダ用に関してはネタが少ないので困ったものですね?
あとは人力で小さなことを積み重ねていくしかないですね?
0.1馬力上がる作業を10個やって1馬力、100個やって10馬力という感じでしょうか?
それに比べるとボアアップやストロークアップという排気量アップのチューニングって絶対にパワー上がるから楽ちんですよね~
楽せずコツコツ頑張りまーす。