CB1300ホイール換装
CB1300SFに違う車種のマルケジーニホイールを取り付ける作業です。
ノーマルのブレーキディスク、ノーマルのキャリパーを使用しますので、元の位置にディスがポジショニングしないといけません。
あとは、スプロケットの位置もそうですね。
その前にホイールがマシンの真ん中にあることが大前提ですので、左右のホイールカラーも製作して数値を合わせます。
製作加工よりも、何といっても一番難しいのは採寸。
どんなに加工技術があったとしてもきちんと寸法を出していないとまったくオートバイとして機能するようにはなりません。 作ることができるかどうかはそのあとの問題ですので、やはりオートバイというものに理解のあるショップを選ぶのはお客様の最も重要なお仕事ですね?
採寸した数値を元にきちんと機能するように図面を描いてから加工に入ります。
下の画像のように、大きな材料からアルミを削り取っていき…
“おーっ、ホイールにきちんとくっついた~” とか、
“おーっ、ディスクも大丈夫じゃん” などと言いながら、ひとつひとつ合わせていくたびに少しずつ安心していくのですけど…
実際に車体装着してみて採寸した数字が合っていて各部の作動を確認するまでは20数年たった今でもどきどきしてしまいます。
そうそう、エンジン組んでも同じで、最初にスタータボタン押すのはとても恐いもので、自分に自信がない表れなのかもしれませんね?
で、装着してみたところ、ホイールカラーの具合がいまひとつでしたので、潔くやり直しします。(ブレーキ側は大丈夫でしたけど、スプロケット側が気に入らず…)
こんなんだから時間がかかりすぎてお客様にたくさん待ってもらうようになるのですね?