ワンオフ製作

ウッドストックは工場はおざおざひとり、店頭はクボピーひとりで何もかもやりくりしておりまして、しかもほとんどを(一部例外はありますけどね)自分たちで作業しているものですから、とにかくお客様には長時間お待たせしていることでご迷惑をおかけしております。


しかし、1~10まで担当することで、目が行き届き手が行き届くことになりますので、中身の濃い作業内容を経てお客様に納品、納車ができていることと、言い訳になりますけど、良い方にとらえていただけるとありがたいと思っています。


下の画像はZ400GPのお客様からの単品製作の依頼の品です。


ずいぶん前に作ったことがあったパーツですけど、少し形を変更しないといけなかったので、思いのほか時間がかかってしまいました。


まったく同じものの複製でしたら、図面を描いたりの手間が省けますので、全然早い時間での製作が可能になるわけですけど、採寸から加工前までの工程で9割、加工が1割となると、複製の場合と単品の場合では何倍にも手間が変わってくるのです。


しかも、図面を描きだしたら、“これよりもっとこんな感じの方がカッコよくないか?” とか “こんな形の方が理にかなってないか?” とかの議論が始まってしまい、“じゃあもう一回図面描き直してみるよ” ってなことになるわけでして、そんな性分なものですから、やたらと時間ばかりがかかってくることになるのですね???


ということはやっぱり自分たちが招いている状況ということになり、どうしたらこの状況を打破したものかと日々頭を悩ませている次第です。


店での仕事も同様で、もっと良くなるのでは? と思う習性や、自分がした作業は本当に大丈夫なの? と心配になる習性が作業の効率を著しく遅らせることにつながっているのが現状で、こちらもなかなか納車できない症候群に陥っている次第であります。






こちらはハーレーのヘッドライトブラケットです。


個々の部品を溶接したり、曲げ加工をすれば比較的簡単に作れる形状ではあるのですけど、やっぱりビレットで、しかも3Dの加工を入れてなどとハードルを上げて何度も図面を描き直しました。 で、最後はこの図面どうりではなくサイドにも切削加工を入れることになりました。


ただいまアルマイト処理をお願いしていますので、完製品はまたご紹介します。





この記事を気に入って頂けたらいいね!フォローをお願いします

  • facebookfacebook
  • TwitterTwitter
  • LINELINE
  • B!B!

Related article関連記事をご覧になりたい方はタグをクリックしてください。

Related Products関連商品

関連商品はありません。