モンテッサ COTA 4RTパーツ製作

モンテッサCOTA4RTのパーツ製作の続きです。


構想、構想、構想、スケッチ、再構想、スケッチ、試作を経てなんとかここまで出来上がりました。


↓↓↓ こちらが試作。



こちらはそれを元にない頭をフル回転して作り出した作品です。


なぜ、フル回転かといいますと、軽くすること、カッコ良くすること、メンテナンスをよりしやすくすること、あとはトライアルバイクである性質上、転倒は避けられませんので、パーツが破損したときにリカバリーしやすいことを克服しないといけません。


そんな高いハードル超えるためにマシンを眺めては絵(図面ではなくスケッチです)を描き、“これはカッコ悪いから却下、これは加工が不可能なので却下、これは壊れた時のリカバリーに時間がかかるので却下” というようなことを繰り返し、結果このような形状に落ち着いたわけです。



縦の剛性も横の剛性も確保しつつ軽くするために材料の厚みはそれなりに確保しましたので、軽量のための肉抜き加工はこれでもかというくらい削りまくりました。


左右を繋いでいるバッテンのパーツはボルトのメスネジ部分だけ残して他は薄くしてあ

り、こんなところまで裏側から見てみると3D的なデザインにしています。



全体的には貧弱なように見えますけど、基本となる根元の部分はしっかりと3Dで大きな材料からの削り出しになっていまして、強い、弱い、厚い、薄いを要所要所に使い分けてこのような構造物になりました。




↓↓↓ ベース部はこんな感じになっており、いろんな方向から加工が施されており、かなりしっかりした作りにしてあります。


これを留めているのがノーマルの樹脂のボックスですので、なにかあるとそっちの方が先に壊れそうですね?



さらに複雑なのが後ろ部分のパーツの組み合わせでして、シートレール、フェンダーステー、テールライトとウインカーステーのブラケット、ナンバープレートステーがそれぞれ別体にしてあり、各部の別々にパーツを供給できるようにしました。


しかも本格的に練習をするときのために裏からテールライトブラケットを取り付けている3本のボルトを外すと補器類がまとめて脱着できるように工夫してあります。


そうそう、ボルトなどは暫定で仮組みしてあるだけですので、最終組付け時にはきちんとしたものが着きますので、“なんでこんなところにサラネジなの?” という突っ込みは無しでお願いしますね。




ナンバープレートのステーもナンバーの角が折れたり曲がったりしにくいように四つ角をガードするような形状のものを作ってみました。


高い剛性、壊れにくい、軽量ってなかなかバランスを取るのが難しいですね。


パーツだけ見ますと、随分と主張が強くてマシン全体としてはいかがなものかと思われるかもしれませんが、これからアルマイトのカラーや各パーツを組み合わせたときにはかなりしっくりまとまると確信しております。 


まとまらなかったら…   泣きながらやり直します…







この記事を気に入って頂けたらいいね!フォローをお願いします

  • facebookfacebook
  • TwitterTwitter
  • LINELINE
  • B!B!

Related article関連記事をご覧になりたい方はタグをクリックしてください。

Related Products関連商品

関連商品はありません。