BMW R100RS
加工屋さんではなく、いわゆるオートバイ屋さん業務の続きです。
BMWのR100RSのメンテナンス
このマシンは先日のトリッカーと同様にとても物欲をそそられる車種でして、もし自分が所有したら新幹線ひかり号のようなカウルを着けて、短いシングルシートにしてとか勝手に瞑想が膨らむような造形が自分にはぴったりとくるオートバイです。
実際に分解整備するにもなかなか独特な作りだったりして、最初はなんだこれ、どう見ても日本車の方がよくできてるわ、なんて思っていたのに、触るたびになんだか馴染んできて愛着がわいてくるくるような感じ。
フロントフォークのオイル交換やブレーキキャリパーのオーバーホール、エンジンオイル、エレメントの交換と長く乗るには必要な整備を定期的に任せていただいておりますので、丁寧に作業をしております。
キャリパーは前後同じもので、車重のわりにはいささか貧弱な制動力かと思いきや、実際に乗ってみると、柔らかいサスペンションのままだったらブレーキとのバランスが取れていてわりと乗りやすく感じます。 これをグリップの良いタイヤにしたり、しっかりしたサスペンションにしてしまうと、ブレーキも頼りなく感じてしまうのでしょうね?
変わったオートバイを見ると乗りたくなる病気は当初自分だけでは?と心配になっていたけど、やっぱり同じ病に侵されている人はたくさんいるみたいで、そんな方がたくさんウッドストックに集まってくるんだなと、この数年しみじみと感じてしまいます。
だって久々ですよ、リードバルブ変えたのは…
古い年式の2サイクルをアイドリングを安定させて問題なく街乗りできるようにするのって、案外大変なのですから。
本当にいろんなオートバイが入ってきて、一から勉強しないといけなかったり、部品が手に入らなくて困ったり、一筋縄にはいかない車種が多いので大変だけど、知らないことがわかるようになるのってやっぱり楽しいものですね。
まだまだ難問をたくさん抱えてるけど頑張って答えを出さないといけませんね。