GPZ750F、1100Fバルブシートカット
GPZ750Fのエンジンのオ-バーホール作業が少しずつ進んでおります。
純正パーツが届きましたのでバルブシートカットをしていきます。
元々使用していたバルブクリアランス調整用のシムがかなり薄いものでしたので、削りすぎないように少しずつ削っていかないといけません。
走行距離のわりには面が荒れていましたので、なかなか時間を要してしまいましたが、それでも8個のバルブシートが綺麗に仕上がれば仕上がるほどパワーが復活するわけでして、20数年前に教えてもらった先輩達のことをいつも思い出しながら真面目に作業しています。
なにせその昔、「出来ましたー」 と先輩に見せに行くと 「どれどれ、漏れの試験しようか?」 なんてチェックされ、「はい、やり直し」 ってたたき返されてしまい、泣きそうになりながらずっと肩が痛くなるのを我慢しながらシートカットしていたものですけど、その時の厳しさがあるおかげで今があるとありがたく思っています。
750Fで勢いがつきましたので、そのままGPZ1100Fもシートカットをしました。
こちらも数回目のオーバーホールということでして、タペットシムがかなり薄々なものを使用していましたので、あまり削りたくないなーと思いながら修正していましたが、シート面の荒れ方が激しくなかなか綺麗な面になりません。
それでも当たり径と幅が狂わないように随分と時間をかけて作業していると、もう右肩が辛いことに… 結構削るのに力がいりますので、1日2台分となると体力がきついですね。
そして、750も1100もシリンダヘッド側の加工はやっとこさ完了しました。
ですが、750はインテーク側の4本が、1100はインテーク、エキゾースト両方の8本とも加工が必要になりました。 これはウッドストック工場のおざおざが慣れたものですので、お願いするとして、あとはボーリング作業を依頼したシリンダが戻ってきたら組み付けできそうです。