Ninja H2トップブリッジ製作
Ninja H2のウッドストックらしいカスタムプロジェクトです。
ライディングステップ、ライセンスプレートホルダーブラケットに続きまして、今回はこのようなトップブリッジを作りました。
上下にオフセットさせた形状だったり、表側にはステアリングダンパーのステー部分があったり、裏側からはハンドルの位置決めのボルト穴があったり、街乗りですのでメインスイッチの取り出し部分があったりと、これだけの複雑な形状になりましたら、採寸して図面を描くのも大変ですし、プログラミングしてから実際に加工するのも随分時間を要します。
H2自体のデザインが直線を組み合わせたカクカクしたデザインになっていますので、ライダーが乗っているときにはいつも見える位置にあるトップブリッジは少しばかり丸みを帯びて優しい感じにしてみました。 このようなオフセットした形状に丸い面取りをするだけでもなかなか大変でして、刃物の軌跡がよく見ると解るのですけど、なかなか時間をかけて作っています。
こちらが裏側、良く見ると表に比べて刃物の軌跡が荒いのは御勘弁くださいませ。
この形状が製品に採用されるようでしたらこの辺は改良していきますので。
トップブリッジを通して下が丸見えになりましたね。
メインスイッチが着いてないのは、もともとトップブリッジとメインスイッチのスペーサ部分には普通のカラー2個で繋ごうと作ったものの、実際に組んでみると、なんだかそこだけチープになってしまいまして、さすがにここまで頑張ったのにそんなところをケチってしまうことで、オートバイ全体の品格が落ちるのはいただけないと、早速、作り直しのために図面を描いている次第です。
細かいところにも気配りが大事かなということで引き続き頑張ります。
細かい部分にも頑張っていると言いましたら、このNinja H2のステップのヒルガードです。
これは裏側の加工。 少しでも軽い方がいいかなと。
組み付けると見えなくなる部分、しかし、しっかりと手を入れています。
本当は何も言わずにさりげなく仕事しているのがカッコイイのでしょうけど、ずっと気づいてもらえないとちょっぴり寂しいのでしっかりアピールさせてもらっています。