GS750油圧クラッチ化
GS750の油圧クラッチ化のカスタムです。
10代の頃はカワサキに乗っていた自分だけど、20歳でGSX1100S刀に乗り始めて、さらにはGS1000クーリーを乗り継いだくらいスズキの造形が好きでしたので、このGS750も大好きなオートバイのひとつです。
(下の画像はまだスピゴットが長い時ですね。今は20mmショートになっています。)
油圧クラッチにするにあたり、エンジン左側のスプロケット&ドライブチェーンカバーを取り外してクラッチリリースケースを取り付けれるブラケットを製作しないといけません。
ですが、当然のことながら図面があるわけではなく、この鋳物のカバーから必要なポイントを測定して図面にしなくてはいけません。 取付けネジの位置だけならわりと簡単なのですけど、プッシュロッドの位置やシフトチェンジシャフトの位置は非常に採寸しにくく、測定した数値から図面を描いて、仮のプレートを作り、位置合わせをしてみて微調整しないと恐くて本加工はできません。
何度かの修正の後に出来上がった図面がこちら。
以前にワンオフで製作しましたステップに似合うようなイメージでデザインしています。 シフトシャフト部分が2ピースのボルト留めになっているのはクラッチリリースの左右方向の位置とシフトシャフトを支持する部分がオフセットしていましたので、それを補うための構造にしてあります。
平面で見ると面取り部分もただの線で感じがつかみにくいかもしれませんけど、大きな面取りによりエッジが効いてカッコ良くなる予定です。
いつもながら実際の加工よりも、この前段階に時間を要しますね。
完成しましたらご紹介します。