GPZ1100F FCRセッティング
ダイノマシンのバージョンアップをしました。
長年、古いバージョンのままのシャーシーダイナモを使用しており、パワーチェックはまだしも燃調のセッティングは常に実走に頼らざるを得ない状況が続いていましたけど、重い腰を上げてA/Fの数値も測定できるようになりました(行動が遅いですね~)
これで少しは試乗の回数が減るのかな? それでもやっぱり実際に乗るのが一番なのでしょうね? 所詮、数字は数字。 ただし、目安として使うには良いものだと思います。
車体にO2センサーが装着されてないものはマフラーの出口から細いパイプを突っ込むのですね。 車検みたい。
ちょうどFCRのキャブレターセッティングで入庫していましたGPZ1100Fが最初の患者さんです。
乗った感じやスパークプラグの焼け具合から見ると少し薄いと思っていました。 A/Fを測定してみるとやはり薄かったので、自分の感覚もまんざらでもないなーと一安心。
ただし、一連の作業で感じたのは、キャブレターの場合は特にエンジンの仕様(圧縮やバルブタイミング、カムのオーバーラップなど)やマフラーの仕様により、あまりにも数値ばかりを最適化しようとすると実走時に燃料が足らなかったり、逆に供給過多になることが予想されます。 FCRなどの強制開閉式のスロットルバルブだとなおさらだと思います。
と、使い始めなのに偉そうに語っても信頼度に欠けますので、しっかりと勉強しながら有効活用できるように頑張りますね。