ワンオフパーツあれこれ

ウッドストックにはいろんなニーズを持ったワンオフパーツのオーダーがたくさん舞い込んできております。 マイナーな車種ゆえ欲しいパーツが売っていないとか、元々存在していたパーツだけど廃番になっていて入手できなくなったとか、既存の製品ではデザイン等が納得いかないのでもっとカッコいいもの、もっと違う性能のものが欲しいなどなど、いろんな理由でのご依頼があります。 だけど、こだわっているからこそのオーダーですので、その希望を叶えるのはとても大変でして、いつもどんな風にしたら喜んでもらえるのだろうと頭をフル回転して頑張っています。

こちらは随分以前のダイマグホイールに使われていたスプロケットのワンオフの製作。

このスプロケットは取付け方法が特殊なことから設定された厚みとまったく同じ寸法にしないとホイールベアリングをきちんと押し付けることができない構造になっていますので、メーカー(データが数種類あるらしく、コンマ数ミリの違いしかないものがあるようですので)のものを買うよりはこちらで採寸して作った方が安心なのと、通常の丸抜きではなく、もっとスタイリッシュにしましょうということでワンオフで製作し、硬質アルマイト処理をしてみました。

面積さえ確保できればいろんなデザインで作ることが可能になります。人とは違う自分仕様のパーツがお好きな方はおすすめですね。



こちらはZZR1400にGSX1300R用のホイールを取り付ける際にブレンボ用のキャリパーサポートをワンオフで作ったものです。

ノーマルと同じようにスイングアームのストッパーを使用して回り留めにしますので、上方から見るとかなり大きな材料からの削り出しになっているのがうかがえます。 チェーン引きの長さを考慮すると、随分長くストッパー部分を確保する必要がありますね。 これからアルマイト処理をして完成になります。



そしてこちらはGSX1300R隼のステップです。 とある理由でキット設定しているものよりは剛性を上げて欲しいというご依頼。

ベースプレートは通常よりは厚い材料を使用し、剛性を出すために肉抜きは貫通したものではなく、ほんの3ミリだけデザイン性を向上するためにポケット加工を施すことになりました。

そして、ベースプレートから後ろ方向にニョキっとブラケット部分が延長しているところにステップパーツでは見慣れないトルクロッドらしきものが後ろ上方に生えています。

一体何のため? というパーツですが、よく遠方にとっても大きな重ーいケースをタンデム部分に取付けて長時間ツーリングするということで、元々貧弱そうなアルミのシートレールの隼ですので、ステップからの突っ張り棒で補強するというワンオフのオーダーでした。 オーナー様との共通の知り合いの溶接職人の岡さんとの合作です。

“宗谷岬” 北海道の最北端ですね~ このような遠い遠いところまでライダーとたくさんの荷物を運ぶための一品もののご依頼でした。 

このようにいろんな目的を持った皆様からのいろんなご依頼に応えるべく、小さい容量の頭脳をフル回転して日々頑張っておりますので、これからもお手柔らかにお願いしますね~ 

あんまり難しいオーダーだと頭がパンクしてしまいますぞ。



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