Ninja H2サイレンサーパーツ製作
Ninja H2のサイレンサー製作です。
ずいぶんと長時間にわたり試作を作り続けていましたサイレンサーの部品ができてきましたのでご紹介します。
こーんなにどでかいアルミの材料(これで筋トレできるぐらい重い部材です)から機械で削りまくって作ることになったパーツです。 作り始めたらなんとかなるはずと始めた企画でしたが、私の気持ちとは裏腹に苦しむことになったおざおざさん。 もちろん図面を描いて確認してから加工するのですけど、試作ができてみると…
思ったよりも重量がありすぎるとか、デザインがどうもカッコよくないとか、いろいろと難問を言い出すものだから、なかなか完成に至らず…
でもせっかく自分たちの好きに作れるのだから、自分たちらしい作り込みで形になったら楽しいからということで、あきらめずにやってみました。
こんなアルミの重ーいカタマリからそれなりの(サイレンサーのパーツとして許せる範囲の)軽さまで加工するのも、それをプログラムするのもそれはそれは膨大な時間がかかります。
この上の画像を見ても 「なんだ、たいしたことないじゃんか」 と言われるかもしれませんけど、細部にこだわればこだわるほど大変な作業でした。 しかもウッドストックの古い工作機械でこれをするおざおざは本当に凄いと思います。
内側はこんな感じになりました。 かなり頑張って削ってはいますけど、まだまだ重さには納得いってないかなーという状態です。
サイレンサーの入口と出口のパーツです。
こんなに大きさが違うのに重さはあまり変わりません。 不思議ですよねー? 大きいもののほうが奥のほうまで加工しやすいので均一に壁を薄くまで加工することができるのに対して、部材が小さいと刃物が奥まで届かないので、削りの残り代が多くなり、結果重くなってしまうのです。
しかも細い刃物で加工すると加工時間がものすごくかかってしまいますのでそれも問題になりますね。 しかし、今回の場合はカッコよく、ウッドストックらしくがお題目ですので、細かいデザインに重きを置いて設計していますので、時間の問題は敢えて気にしないでやっています。 しかし、結果として何度もトライしてみることで、より綺麗により早く加工できるようにもなってきていますので、難しいことにトライすることは自分たちの引き出しを増やすことに繋がるのだと楽しみながらやれせていただいております。
また形になってきましたらお知らせしますので、ご期待くださいませ。