CB1300SFレーサー製作
Garage414さんのCB1300SFレーサー製作。
もうすでに完成されてる感のあるCB1300レーサーがあるにも関わらず、新たに新車からまったく別ものの車両を作るプロジェクトを任せていただいておりますので、大きなプレッシャーの中、亀さんのようなスピードではありますけど作業を進めています。
Garage414の光元選手、以前は全日本選手権のJSBクラスにCBR1000RRで好成績を残したこともありますので、その時のJSBマシンのような動きを手に入れるためもあり、CBRのリア周りを移植することになりました。
加工に入る前に今回使用するCBR1000RRとCB1300SFのスイングアームやホイールなどの寸法を計測して図面を描くことから開始します。 測定の結果、なんといっても最大の難関は元々2本サス仕様のものをシングルサス仕様にすること。 溶接作業をせずにリンクの取り出し部分を作るなんて至難の業なのですけど、あまりに難しいところから始めたらすぐに諦めることになりそうだから、取りあえずフレームにスイングアームを付けちゃえ、ということで、スイングアームピボットのシャフト径が違いましたので、スペーサを製作、圧入してCB1300用に合わせました。 もうこの加工に時間をかけてしまったのでこのまま諦めるわけにはいかなくなりました~
頑張るぞ~
キャスター角を測定しながらリアの車高を合わせていくために仮組してみました。(おーっ、いきなりレーシーじゃんか~)
CBRのリンクロッドのままだと車高が適正値にならないので、実車で測定してリンクロッドの長さを決めます(もちろん図面を描いているのですけど、念のためにですね)
これからリンクロッドの設計とリンクロッドの取り出しのブラケットの設計をしてから加工に入ります。 上手くいくかな???
まあ毒味のテストはオーナーの光元選手が担当してくれるので安心? ですかね?
先程、できるだけ加工なしでと書きましたが、リア周りの取り付けをできるだけ、ということでして、それ以外は 「どうだー、すごいだろー!!!」 というくらいコテコテのマシンになる予定ですのでお楽しみにしてくださいませ。