エンジン修正
いつもすんなりと上手く完了することがない旧車のエンジンの作業。 今回は珍しくすんなりと組めているので少し安心していたのに…
ピストン、シリンダを組んで、シリンダヘッドを載せて、カムシャフトを組んでいたら1か所いやーな感触が… エキゾーストのカムホルダーのM6ボルトがトルクのかかり方がおかしいと思い、ネジ山が上がったー、ヘリサート入れないといけないなーと思いながらボルトを抜くと、一緒に伸びたヘリサートが~っ…
この前GPZ1100Fのヘッドで同じような現象になったので、またか、という感じ。
一応、組む前にトルクがかかるかの確認はしているのですけど、確認作業時が最後の踏ん張りということもあるので、なかなか確認になりきらないこともありますね。
こちらが修正作業の完成形。 ウッドストック工場にて自作しましたインサート部品を綺麗に挿入した画像です。 ノックピンの加工も必要になりますので、加工の精度には神経を使う作業です。
本来ならばフライスでしたい作業なのですけど、ヘッドのパーツを組み込んでいることから、横着をさせてもらって机上で手作業でやりました。 あらっ、画像が新聞の文字にピントが合ってる。失礼しました。
ウッドストックと言えばマシニング加工などのコンピュータ制御での作業のイメージが強いのかな?という感じかもしれませんが、ハンドドリル、サンダーなどの手作業仕事も得意ですので、わりと古風な作業も頑張ってやっています。
それにしても古いオートバイって手がかかりますねー。 ほんと最近はトラブルなく分解から組付けまでできることがなくなってきました。