ZX-10R(11-15)レーサー
ZX-10R(2011-2015)のエンジンチューニング
岡山国際サーキットのモトレボに参戦しているお客様がストレートがとても遅いので何とかしてほしいという要望で入庫してきましたZX-10R。
正規輸入のアジア仕様ですので、ノーマル状態ではかなりパワーを抑えており、この状態でレースを戦っていたのがかわいそうなくらいのパワーしか出ていませんでした。
しかもサスからステップまで基本ノーマルのマシンだったのですけど、タイムを聞いてみるとなかなかのものでして、エンジンが良くなって、足回りのバランスが取れたらどれくらいタイムアップするのか楽しみなライダーです。
まずはキットのハイカムとシリンダヘッドを少し面研、ポートも綺麗にして、キットのメタルの交換、クロスミッションの採用などなど、一通りのレースをするためのメニューを追加したエンジンを積みました。
マフラーはもちろんカワサキのレースではド定番のBEETさん。
あとはキットのハーネスとECUに交換してセッティングです。
おそらくこの後、ECUはめったなことでは触らないということでしたので燃調、点火時期は少し余裕をもたせた緩い仕様にしてみました。
それでも元の状態では後軸144馬力で走っていたものが188~190馬力になりましたので、Ninja H2でも出てこない限り、ストレートではモトレボで引けを取ることはないと思います。
そうはいってもレースにおいて重要なのは足回りですので、ノーマルサスではありますけど、姿勢を含めて、こんな感じから始めましょう、という仕様に変更をして走り始めていただこうと思います。 次回のレースが楽しみですね~