Ninja H2サーキット、ストリート実走テスト
Ninja H2のインジェクションのセッティング
Garage414の光元社長が220馬力までパワーアップさせたmapに書き換えたNinja H2を実走テストに行ってきてくれました~
そちらの記事はこちらです↓↓↓
http://garage414.com/web.php?menu=info_2_129&cmd=detail
170馬力から222馬力になったH2でどのようなフィーリングに変化したのかを実際にアクセルを全開にできる状況でインプレしてもらえることはなかなかありませんので、本当にありがたいことなのです。 一般行動でしたら200馬力などという破壊力を持った2輪車はとうてい全開で走行できる状況にはなかなかありませんし、ダイナモ上で良い数値が出ていたとしても、どのくらいのグラフになれば実際に扱えるものになるのかは実走しないと分かりません。 今どきのSSマシンに装備しているトラクションコントロールがあるから大丈夫と思われるかもしれませんけど、決して万能ではなく、そのステージに見合ったmapと見合った足回りのセッティングが出ていないと宝の持ち腐れになることは間違いありませんので、しっかりと調整してライダーに納得してもらえるようなマシンを作るように努めております。
ダイナモ上でベストと思えるmapはサーキットでのインプレによるとアクセルの動きに対して敏感で、トルク変動が大きすぎてしまい、せっかく持っているパワーを素早く有効に路面に押し付けることができない、結果としてはパワーアップ⇒タイムアップにはすぐには結び付かないことがわかりました。
それではということで、その状態でストリートで乗ってみることに…
インプレでの指摘にあったことがそのまま体感できるように、アクセルに敏感すぎてギクシャクしてしまい、ずっとマシンにしがみついてしまい、まったく楽にのることができない状態でした。 mapを細かいところまで見直して、トルクを落とすところは落とす、出すところは出す、そのつながりをまったりさせて、唐突にトルクが立ち上がってしまい旋回せずに外に飛び出させることがなく、ゆっくりとサスペンションを押してタイヤを潰せる時間を作るように回転数と開度に応じて優しい幅を持たせるようなmapを作ってみました。
このmapで次回の岡山国際でテストしてもらおうと思っています。
街乗りだとかなり乗りやすくなりましたので、このフィーリングのままでサーキットでのタイムアップに貢献してくれているのか楽しみです。
ストリートのみならずサーキットでも活躍していますウッドストックステップです。
2017年はたくさん新型がリリースされそうですので、たくさん開発予定になっています。
とは言え、超少数精鋭で頑張っていますので、進行は遅いですけど…
その分、細かい良い仕事をしていきますので、よろしくお願いします。