オーリンズ TTX25PS FGRカートリッジ
ZX-10R(11-15)のフロントフォークの仕様変更と専用工具の製作
金色に輝くオーリンズの倒立フォークのFG R&Tではなくて、見た目はノーマルのフロントフォークだけどインナーカートリッジをTTX25PS FGRカートリッジというガス加圧式のTTXレーシングフォークのシステムをギュッと凝縮したパーツを組み込みました。
インナーパーツなのにフォークAssyよりも高価なレース用パーツですので、その性能は折り紙つきです。 高価なレーシングフォークに比べて唯一の欠点なのはフォーク長くらいでしょうか? タイヤの選択やセッティング内容によってはノーマルのフォーク長では足らなくなるケースもありますので、突き出し、突き戻しの調整範囲がもっとあればいうことないのですけどね。
いいことずくめのパーツですが、その部品を組むためにはいろんな専用工具が必要になります。 と、その前にノーマルフォークを全て分解しないといけませんけど、これにも特殊な形をした工具がないと作業ができないので大変です。 ノーマルのイニシャルアジャスターはこんな形をしているので…
こんな工具を作ってみました。 おざおざ削り出しです。 一体何回使うことになるのでしょうね? もしかしたらこの1回だけかも…
で、オーリンズのパーツに組み替えるとこうなりました。 イニシャルアジャスターがなくなって、オイルが漏れないようにするためのただのフタです。
これはノーマルのフォークキャップ。 なんでか8角形…(いじわる)
メーカーの特殊工具でも販売しているのでしょうけど、せっかくだからウッドストックオリジナルで作っちゃいました(もう何年も前ですけど)
この3個はノーマルのショーワのフォークを分解するのに必要な変な形した工具たちです。
そして、こちらがガス加圧式のTTXカートリッジを組むのに必要な工具。 こちらもウッドストックおざおざが作っちゃいました。
が、が、が…
この工具の設計が大失敗~
しかも、この未完成工具を使ってさらなる作業の大失敗をしてしまいました…(泣)(サスペンション専門業者様が見たらバカじゃないのと言われそうなことをしでかしてしまいました)
こちらが傷心で作り直した新作です。 一回しか使わない可能性があるものを新作だなんて愚かですよね~(器用になんでも作るのも考えものなくらい手間がかっかってしまいました)
なんだかんだで、以前に購入した工具も含めて専用設計の工具がたくさん必要でした。
唯一、外見的にオーリンズらしいのがこちらのトップキャップ。 これくらいのちょっぴりなスペシャル感がよりマシンをカッコよくするような気がします。 見た目よりは性能を重視した上級カスタムですね。