マセラッティ クアトロポルテGTS ライセンスプレートステー製作

な、な、なんと今回はオートバイではなく、マセラッティの新型クアトロポルテGTSのパーツを作りました。 それにしても最初に採寸した時にはまだ日本での公式な発表はしていなかったはずのできたてほやほやの新車がなぜ広島にあるのか不思議でしたけど、このなかなかお目にかかることのない2000万円以上もする高級車を触る機会はめったにないので興味津々でチラ見(あまりギラギラして見ると貧乏がばれるので、高級車慣れてますよ的な雰囲気でチラチラ見ては、心の中でスゲー、スゲー、とスーパーカー好きな子供になってしまいました)していました。

問題のご依頼はと言いますと、こんなカッコいい高級車にしては???な感じの上の画像のような樹脂でできたベースのプレートに日本のナンバーの取付ピッチに対応したアルミ板を曲げた2個の簡単なステーで構成されており、さらにこれが少し斜め上を向いているので、せっかくの上品なイタリア車が少々台無しになっているのをどうにかしましょうという作業依頼。 一見すると簡単そうなのですけど、このノーマルを外して見るとベースは上下のバンパーに直接ネジ留めされており、それがそれぞれ斜めにとまっているので、寸法を出すのが大変そうな予感がします…  さらにナンバーの上下の位置と角度には好みもありますので、少しくらいは可変システムにして装着しながら合わせれるような仕様にしたいので、寸法出しをして仕様を考えてデザインをイメージして作図するのは随分苦労しました。(おざおざが…)

一度、プロトタイプを作ってみましたが、バンパーとの干渉やポジションに対して自信がありませんでしたので、仮付けに来ていただきましたところ、やっぱり心配的中、ここは少し削り足さないと当たっているだとか、もっとこうした方が角度が変えられるとか、やっぱりこんな形の方がカッコよかったとか、いろんな課題が出てしまいましたので、修正を加えることになりました。

そんな試行錯誤の末に出来上がったのがこちらです。

ボルト類は除く、加工した部品は7ピースで構成されており、各部が長穴や2個穴で設計し、可変できるようにしてあります。 樹脂に変わってアルミで作ることで重くなってバンパーに負担がかかってはいけませんので、がっつり肉抜き加工を施して、樹脂製と変わらないくらい軽量にしました。

しかも、ナンバーを付けても見えるサイドのステーを接続する4個のM6ボルトとナンバーを留める2本のM6ボルトとナットはベータチタニウム製のチタンボルト(ウッドブラウン)を使って、さらにオシャレさんになるようにしています。(ちょこっとしたところでも手を抜かないとさらにカッコよくなります)

車体に装着するとこのような感じになりました。

少し下向きで、少し上方に移動して取り付けましたがいかがでしょうか?

ステーだけ取り付けると車体の前方にゴテゴテしたステーが見えて違和感があるかもしれませんけど、これで実際にナンバーが付いたら上からと横からしか見えないのでなかなかカッコよくなったのでは自画自賛です。

このようにオートバイ以外のご依頼もたまに入ってきます。 それもウッドストックの作るもののセンスを認めていただいている証だと思いますので、こちらもそのご期待以上の製品を提供できるように日々頭と身体をフル回転して頑張っております。 



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