GSX1100S刀 バッテリーケースワンオフ製作

バッテリーケースのワンオフ製作

ですが…

何もここまでやることはないでしょ? というようなものを作ってしまいました。

車両はGSX1100S刀でして、エンジンの圧縮が高くなっていることもあり、ノーマルの容量のバッテリーだと少しの性能低下ですぐに始動が難しくなることから、もっと容量の大きなものを積もうということになったわけですけど、大きなバッテリーはノーマルのバッテリーケースには入るわけもなく、なんとか今あるスペースで収納できるものを作るしかない状況になりました。 しかも大きなバッテリーはとても重くなりますので、それを支えるケースはかなりしっかりしたものでないといけなくなります(リチウムを使うのならば軽いのでここまでする必要はないですが、今回は普通のMFでということで)

板を折り曲げて作るのが一般的なバッテリーケースですけど、重さと振動で折り曲げた部分にクラックが入るのが恐いので、今回は贅沢にも全てのパーツを削り出してボルトで接続するという豪華な仕様にて製作することになりました。

上にある画像のように8個のパーツを作ることで構成されています。

組付けるとこんな感じになりました。

見た目はごっついですけど要所要所に肉抜き加工してありますので、見た目よりは軽くできております。 フレームとの接合部分は振動対策でダンパーラバーが入るようにしてあります。

こんなものを作ったのはいいのだけどフレーム側の方が重さに耐えられるのか心配になってきましたね。

バッテリーを載せるとこんな感じになります。

いつもながらですけど、この形になってしまうと誰でも作れそうだし、これもっとこうしたらよかったんじゃない? なんて言えるのだけど、あの何もない空間にバッテリー単体を置いてみて、ボックスはどうやってどこにクランプしようかな? とか、この寸法だとフレームのここに干渉するからどうしよう? とかいろいろ採寸して、図面を描く段階になるまでが一番大変で時間を要する工程になります。 フレーム側も取付けポイントが足りていなかったので、加工をして、より剛性を高く保てるようにしていますし、それでもって刀の場合は隙間からかなり見える位置になりますので、デザインもカッコよくしたかったのもあり、このような豪勢な仕様にしてみました。 いつもながらやり過ぎ感満載ですよね~

 



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