ZRX1200エンジンOH(組付け編)
ZRX1200のエンジンオーバーホール組付け編です。
以前のブログにてご紹介したような多くの準備工程を経てやっと組付け作業に入ります。
綺麗に洗浄したはずのパーツの数々ですけど、オイルラインは実際に組む前に更に入念に何も異物が残ることがないように十二分に洗浄してから組付けを開始します。
もうどれだけバーツクリーナーを使うのかというくらい入念にです。 この作業が始まったら申し訳ないのですが、電話が鳴っても出れませんので、あれっ、営業中なのに電話に出ないなー、とお思いの方はしばらく経ってからおかけ直しくださいね。
そんなこんなでクランクケースの大事なパーツを組んでいきます。
あとでバルブタイミングを取らないといけませんので、あらかじめこの状態で上死点を確認しておきます。
クランクシャフトにはこのように分度器をセットしています。
スピーディーにシリンダヘッドまで組付け完了。 本当に準備9割(この前よりも数値が上がったような気が…)というくらい準備を入念にしておくとトラブルに直面する確立はぐっと減り、エンジンを組む作業がはかどるので気持ちいいですね。
エンジンが出来上がるとおざおざがウッドストック工場から帰ってくるのを待ってからみんなで重いエンジンをフレームに載せます。
で、いつも言っていますけど、何十回、何百回やっても緊張の最初のエンジン始動。
で、めでたく問題なく快調にエンジンがかかりました~
キャブレターも事前にオーバーホールしておきましたので、エンジンをかけながら4気筒の同調を合わせていきます。
この程度まで合わせていくと気持ちの良いリズミカルなエンジン音になるので、さらに安心ですね。
車検が切れており試乗ができないので、シャシー台でエンジンフィーリングシフトフィーリングなど確認しでみます。
もう本当にウッドストックは仕事が遅いので皆様には申し訳ないとは思うのですけど、それでももう少しやっておかないと、もう少し見ておかないと、などと何度も確認しないと気が済まない持病を持っていますので、そこは長い目でお付き合いくだされば幸いに思います。