リアキャリパーサポート製作&3Dプリンタ
Z1000MK2用のリアキャリパーサポートの製作
元々APレーシングの2ポットキャリパーをフローティングマウントして長年使っていたリアブレーキ。 今回は前後ともブレンボに変更するにあたりキャリパーサポートをワンオフで作りました。
フローティングマウントですので、軸部分はまさにフローティングしていないといけませんので、しっかりとした厚みのある複列のベアリングで支持できるように分厚い材料から削り出さないといけません。 このような造りにしておかないとキャリパーが傾いてしまいブレーキパッドが偏摩耗したり、キーキーと異音がしたりといろんな不具合がおきますので、少し贅沢な造りにしております。
ブレンボキャリパーを装着するとこんな感じです。 その昔はカスタムの定番のようになっていたリアのフローティングですが、最近ではブレーキの効き具合、リアサスの動かし方によってはリジットでマウントすることも増えてきており、ウッドストックでの製作の割合も半分以上リジットマウントになっていますが、それでも旧車にはフローティングの方がそれらしいということからフローティングでも製作依頼は常に入ってきています。
車体に装着するとこんな感じです。 さすがにこんなに小さなキャリパーだと制動力は期待できませんので、良く効かせたい場合にはリジットでもっと大きなキャリパーにしないといけませんね。
そして、そして、強力な武器が登場しました~
ずっと気になっていた3Dプリンタです。 まだまったく使いこなせていませんので、こんなの作りましたというようなものはお見せできませんけど、使えるようになると実際に金属を切削するという時間的なロスがなくなりそうです。 だって、これまでは頑張って作ってみて、あらっ、着かないぞ、何で? 測定ミスしていたー、やり直しだー、というような気絶しそうな状況が頻繁に発生していましたので、そのような凡ミスを防ぐことができることを期待しています。 なにしろ早く機能を把握して使いこなせないともったいないので頑張ります。