一般整備と修正作業
ウッドストックと言えばパーツの製作やカスタムの印象が強いのかな? という感じですけど、いわゆる普通の整備や修理などの作業依頼で多数入庫してきています。
こちらのGSX1100Rは長期にわたり保管していたものを復活させるべくキャブレター、ブレーキ、サスペンション(スイングアーム、リアサスリンクもです)などのパーツをオーバーホールしたり、クラックが入ったマフラーを溶接修理したりと気になるところはしっかりと修正することになりました。 経過した年数分劣化しているところもあれば、それほど距離を走っていないことから、案外きれいで、洗浄してグリスアップするだけで復活するところもあり、なんでもかんでも新品にしてもコストがかかりますので、一品一品パーツを洗浄してから再使用するのか、新品に交換するのかを吟味しながら作業を進めています。
そして、こちらのRVF400はフロントフォークのオーバーホールでの入庫。 ささっと分解して、ささっと消耗品を交換すれば、ささっと完了するだろうと思いきや、分解してみるどころか分解できないくらいの問題を抱えていることが判明してしまい…
分解をするだけのために、旋盤を使うようなことになり、部品の一部を削り取ってなんとかかんとか分解できました。 そして、分解してみてびっくり。 内部でインナーロッドはネジ山のほとんどは折れてなくなっており、トップキャップとイニシャル調整用のネジ部は破損してネジがきかなくなっていたりと、散々な状態。 自分にとってはわりと最近のオートバイであるという認識は大きな間違いで、もう20年以上も前の完全な旧車のために、この破損したパーツは廃番になっているし、この状況をどうやって打破できるかをおざおざとのディスカッションの結果、中古部品の調達などはせずに、機械を駆使して修正+パーツを製作してなんとか対応することになりました。 簡単な作業が一転、かなりハードルの高い作業になってしまいましたが、こんな時こそウッドストックの本領は発揮できるのでは? という状況ですので、頑張って(頑張るのはおざおざですけどね)対応してみようと思います。
こちらのDUCATI 900SSは転倒による修復作業を完了してやっと納車になりました。
こちらのスポーツスターは車検とリアサスのOHなどの作業だったりと、ウッドストックの店内や工場には旧車、最新型車、国産車、輸入車と本当に様々な種類のオートバイが入庫しており、様々な内容の作業をしています。 このような状況ですので、効率の良い流れ作業のようなわけにはいかず、どうしてもお預かりしてからの時間がかかってしまいますので、この状況をご理解下さいますよう宜しくお願い申し上げます。