RC213V-Sに乗りました~
RC213V-S、 あのとんでもないオートバイであります。
先日、登録が無事に完了しまして、オーナー様のありがたすぎるご配慮のおかげをもちまして、登録後一番最初乗せていただくことになりまして、昨日から緊張しておろおろしてしまいました。
ホンダにて手組みをしている車両ですけど、それでも基本的な整備をしてみましたら、パーツを分解するたびにいろんなことに驚かされてしまいます。 細かい配慮の塊とでも言いましょうか、これからのウッドストックでの仕事が変わるくらい、手の込みようには負けた(当たり前だけど…)と言わざるを得ない仕事がしてあります。 こんな負けでも「くそー…」 と負けず嫌いな私です(当たり前だけど…)
それにしても、チタンとドライカーボンとアルミの削り出しのパーツが満載でどんなに粗探しをしても見つからないくらい隙がありません。
そして、触るとなるとそこは本職ですので、落ち着いてできるのだけど、自分のような未熟者が乗るとなるとドキがムネムネして落ち着きませんでしたが、勇気を持って発進してしまうとその不安は吹き飛びました。
やばいくらい乗りやすい。 これって何なん? ライディングポジションになっただけでマシンが身体に吸いついてきて、マシンとライダーが一体になる。 それは車体だけでなく、エンジン、駆動系、操作系、たくさんのパーツで構成されているのに全部がシンクロしてどれも邪魔していないどころか全部が組み合わさって、まったく気になるところがなく、それが安心感に変わって、もの凄く気持ちがよくて乗りやすい。
正直、いくらモトGPのレプリカとは言っても、いくらこれだけ高価なマシンであっても、こんなにも性能が進化した今の時代、各メーカーの1000ccのスーパースポーツと変わらないのではと思っていたのですけど、その考えは一掃されるくらい、これだけはまったく別物の印象でした。 隙がなさすぎる。
これまでも1000ccは試乗して帰ってくると、「あー速かったー、恐かったー、ちょっと乗りにくかったー、転ばなくてよかったー」 と速くて凄いのだけど、どこかが尖がっていて乗っていて気を使うところが見受けられたのに、この213V-Sは「楽しかったー、もっと乗っていたかったー」 というくらいの感動ものでした。 もちろん下手くそな自分の運転ですので、まったく飛ばせるわけでもなく、車の後ろを走っているだけだけど、それでも凄さは伝わってくるものでして、今後のウッドストックの仕事が一層より良いものになる自信がつくくらい大変良い経験をさせていただきました。 ありがとうございます。
スポーツキットを組み込んで、いつかはサーキットを走らせたいですね~