ランボルギーニ用の部品製作
基本的にはオートバイのパーツを作っているウッドストックですけど、たまーに4輪のパーツ製作の依頼もあったりします。
前回のマセラティ クアトロポルテに続きましてはランボルギーニ アヴェンタドール(???名前はこれで合っていたっけなー?)の中でもさらに高い車種用に作りましたライセンスプレートステーです。
測定して図面を描きましたら、取付が90°ではなく、角度がとても難しかったので、アルミ板を曲げたもので一度作ってみたのですけど、少々強度が頼りなく、やっぱりビレットでやり直そうということで、実際にお客様にお見せするまで何度かやり直しをして、このような形状に落ち着きました。
写真では解りにくいですけど、斜めの角度からさらに違う方向に傾いているというなんとも作りにくいステーです。
当たり前に平行、垂直だったらこの何倍も簡単なんですけどね~
これで問題なく取付けばいいのですけど… 心配だわー…
ブラックにアルマイトを施してさらに高級感アップさせています。
こちらは全日本ロードレース選手権のJ-GP2で使用するためにご依頼いただきましたリンクロッド。 この長さを変更しますと、リンクの使う位置が変わることで、リアサスの動き方が変わり、この単なる棒の1mm、2mmがタイムに大きく影響を及ぼす大事なパーツです。 特に新たなリンクをテストする際には、そのリンクを有効に使うにあたりリンクロッドを細かく用意して位置を探る作業をしなければいけません。
デジタル的にパーツを作ることもあれば、サンダーで削って、アルゴン溶接で肉盛りして、ハンドドリルで穴を開けてネジを立てるというような手作業で仕上げるような作業もたくさんやっております。
このZのシリンダヘッドはエキゾーストのスタッドボルト穴が変な角度であいているのを直してほしいというご依頼でした。
まずは元のネジ穴の中に残っているボルトの残骸を取り出すところからの地道な作業から始まり、上記の画像のようになるまでにはかなりの時間を要しました。
外観の見栄えが良くなるように修正をして、他の7本と同じ角度、間隔になるようにタップを切って完成になります。
と、このような地味な作業などもやっていますけど、あまり難しい作業ばかりのご依頼だと本当に大変ですので、たまには簡単な仕事もいただけると嬉しいなーなんて思ったりしています。