今日の作業です
お盆休み前のばたばたでブログの更新が滞ってすみません。
ものすごーく作業をしているので、ブログネタはたくさんあるのに…
ブログを書く時間があったら作業を進めないといけないという状況になっています(泣)
そこでいろいろとストーリーを考えていると疲れてそのまま知らないうちに寝てしまうので、今日の日記のように書こうかなと思います。
CBR1000RRのバルブタイミング調整です。
レース用のカムシャフトなので、HRCの指定のタイミングで調整してから、ピストンとバルブのクリアランスを測定すると、規定値よりも少し狭くなっていましたので、少しタイミングをずらして調整してから再度クリアランスを測定する、という手順でバルブタイミングとピストン/
バルブクリアランスを良い加減になるように作業を進めます。
ヘッドガスケット、シリンダベースガスケットの厚さやシリンダヘッドの面研磨量、カムシャフトのリフト量、バルブタイミングの組み合わせは無限にありますけど、メカニックの経験や知識により考え方は様々。 よりパワーを求めればその分リスクも高まりますし、リスクを減らそうと思えばパワーを求めれなくなるし、そのエンジンを使うライダーや使い方で同じメカニックが組むにしても組み合わせは異なります。 このエンジンは選手権で上位を狙うような使い方ではないので、リスクを回避するような数値で組みました。
こちらは緑のウォーターホースに交換するためにここまで分解することになったNinja H2。
こんなに暑くて頭の回転が追いつかないのに、ここまでバラバラになると 「きちんと組立てる自信がないよー、緑のホースに変えるだけなのにー」 と泣きごとを言いながら作業をしています。 すると、「手伝ってあげるから文句言わんのよ」 と、おざおざやよっしーが優しく手伝ってくれます。 やっぱり頼りないと得するわー、と、これからも頼りない人のままでいることを決意した日でした。
こちらは自分と違って頼りになるおざおざの仕事。
CB750Fのクラッチカバーに油圧のクラッチリリースを装着するために機械加工したところ。
裏側も加工をしてしっかりと装着できて、歪みが出ないように工夫しました。
なんだか違和感があるけど、お客様の指示通りになりました。
おざおざはこれだけではなく、今日も夜遅くまでウッドストック製品を加工しています。
というような8月10日の作業内容でした~