VFR800ワンオフステップ、キャリパーサポート製作
またしても大変大変久しぶりの更新になってしまいました。
ウッドストック、とうとう潰れちゃったかなと思われているかもしれませんね? 実はぎりぎり廃業にはなってはいないのですけど、原因不明の体調不良になりまして、一応仕事はしていたものの、作業中の写真を撮る元気もなく、ブログを書く元気もなく、皆さんからは「生きてる?」 という確認のご連絡をいただくくらい影に潜んで生活していました。
そんなですので、私の仕事の功績はゼロでして、ご紹介できるようなネタはないので、おざおざさんが頑張っている作業を少しご紹介します。
VFR800というレアな車種ゆえ、なかなかアフターマーケットパーツの供給も少ないオートバイのワンオフパーツの製作や作業をしています。
走るのが大好きなオーナーさんで、ポジションにもこだわりがあり、しかも元レーサーということもあり、逆シフトでの製作依頼での入庫です。
指定のポジションがありましたので、1つのポジションの設定でしたら作るのがもっと簡単だったのだけど、同時にシートの高さの調整もしましたので、念のために4ポジションで設計してみました。
カウルなどの干渉を避けて、逆シフトとなると、このような取り回しになりました。
結局はシフトペダルまで新設計にしないといけなくなり、オーダーメイド感が高い、世界で一つのライディングステップになりました。
かかった時間を考えるとなんとも勿体ない造り方ですね(泣)
人気車種だったらたくさん売ってウハウハだったはずなのに…
更にフロントのキャリパーサポートもワンオフでの製作。
特殊なブレーキシステムなので左右でフロントフォークの取付けピッチやオフセットが違っていて、採寸も作図も製作も2度の手間がかかっています。
左側にはフローティング用のブッシュが入っていたので、リジットにするためのボスも製作しないといけませんでした。
これで前後のブレーキが独立できるようになりましたので、希望のライディングが出来るようになるはずですね。
というような感じで、ウッドストック工場ではおざおざさんが頑張ってくれています。
私はといいますと、お客様にはやる気なさそうにはしていますけど、やることはきちんとしていますので、現在お預かりのお客様はご安心くださいませ。