工場作業いろいろ
お久しぶりです。
連休前であまりのバタバタに作業ばかりしており、なかなかブログを書く余裕がありませんでした。
とは言え、まだたくさん抱えており、10連休というイベントを恨んでしまいそうな状況です。
こちらは今のところ原因不明のトラブルに見舞われているGPZ900R補修の様子。
左側のブレーキディスクに問題が出るという難病。
原因のひとつとしてレースに使用していた時の転倒でボトムブラケットが歪んでいるのではないかという疑問が生じて、キャリパー取付けの面がアクスルと垂直を測定してみました。
この画像の状態になるまで、フォークがきちんと固定できているかどうかの測定を各部で測るのが非常に時間がかかります。
実際には大きな問題になる数値は出なかったのですが、念のために機械で面を研磨しました。
そして、こちらもなんだか怪しげな画像ですね?
シリンダスリーブの入替えで外径を大きくしましたので、クランクケースに入らず、アッパーケースのボーリングをしている様子。
これも平行、垂直を出すまでが仕事となります。
スリーブとの干渉がなくなるまで加工して、シリンダが綺麗に乗っかったら完了です。
こちらはZX-10RRのステップのベースプレート。
ステップポジションを通常の設定よりも後ろ側に変更したら剛性がなくなってしまいましたので、ライダーの要望により、厚み、形状を剛性のあるものにワンオフで作り変えました。
何とか全日本選手権に間に合わせるためにアルマイト処理をする時間もなく、加工したままで使っていただきます。
そして、こちらは村リンZX-10R。
各部の村リンの自作ステーがカッコ悪いなーと思いながらメンテナンスしています。
さすがにレーサー、まだそれほど年数は経っていないのに、レースは過酷という痛み方をしています。
これからエンジンを分解してレースまでには間に合わせないといけません。
こんな感じで店も工場もフル稼働していますが、何分、需要と供給のバランスが取れておらず、たくさんお待たせしている状況はまったく改善されませんが、それでも毎日頑張っていますので、暖かい目で見てやってくださいませ。