インジェクションセッティング(バザーズ、ラピッドバイク)
もう早くも11月になっちゃいまして、やらないといけないことがたくさんあるのに、相変わらずゆっくりと(丁寧に???)作業を進めていますので、需要の量よりも供給能力が圧倒的に小さく、常にオーバーフロー状態のウッドストックです(泣)
とは言え、おざおざさんはウッドストック工場で寝泊まり???しながら頑張ってくれていますので、自分も怠けてばかりはおれない状況になっております(汗)
さて、こちらは少し前にバザーズでインジェクション調整しましたトライアンフのタイガー800XC。
なんとオーナー様はこの車両でサーキットで練習したりされているのが驚きです。
今回は更なるご要望があり、更に細かくインジェクションの微調整を行いました。
通常の測定の仕方だけではなく、始動の際のクラッチミート時やトルクが不足しているであろう状況でのアクセルの急開時等をダイノマシン上で空燃比などを測定して調整し、それだけだと調整しきれないので、実際に走行したりと、それはそれは時間をかけて、細かく設定してみました。
キャブレターのように数種類の部品の調整でさえ数えきれないパターンの中からベストを探し出すことは大変な作業になるのですけど、インジェクションの場合には手はガソリン臭くはならないものの、出来ることが多い分、欲を出すと限りなくやることがあり、時間はいくらあっても足らなくなってしまいます。 そんな欲望は旺盛な方なものですので、ついつい時間をかけてしまい、上記のような需要と供給の問題にぶち当たってしまうわけなのです。
そして、こちらはバザーズに引き続きまして、ラピッドバイクでのセッティングで入庫しましたMVアグスタのF4RR。
こちらも入庫時には空燃比が薄いところと濃いところが混在していた状態で、いまひとつ加速の鋭さに欠けていたものが、空燃比を整えたことにより、かなり改善されました。
このようなメーター上にもいろんな情報が表示されますので、自身で調整できそうな気がするものですけど、それはなかなか難しいかもしれません。 メーター上でのボタン操作やソフトの表に基づき数値を変えるだけの作業ですけど、なぜ? どうして? こうすればどうなる? 実走行でのこの症状は燃料を欲しがっている? 逆にお腹一杯? ということを理解していないとなかなか有効な手段を講じることは出来ません。
その辺はウッドストックではキャブレターをそれはそれはもう嫌と言う程やってきましたので、少しは一律の長があるのかもしれませんね。
こちらはエンジンからの怪しい異音が気になるということで入庫してきましたゼファー1100。
これから分解しながら原因を究明していきます。
そして、こちらはDT125。
超久しぶりに新品のリムに新品のスポークを組み込んで、超久しぶりにスポークの芯だし?(振れとり?)の作業をしました。
自転車店の息子ゆえ、子供の頃から父親が毎日やっていた作業で見ておりまして、自分でもよくやっていましたので、手なれたものだと自負していましたが、やはり時間が経過すると脳も体も退化しており、かなり時間がかかってしまいましたが、だんだんと芯が出てきて、綺麗な回転になってくると気持ち良いものです。
という感じで、ゆっくりですが、一台一台仕上げていますので、作業待ち、製作待ちの皆様、大変申し訳ございませんが、気長に待ちくださいましたらありがたいです。