昨年、新規に導入しました5軸加工機もだんだんと使用頻度が増えてきました。
これまでは加工を始めるまでのセッティングに手間がかかっていたりひとつの製品を作るまでに何度も固定しなおしていたりしていたものが、一回の固定で連続して加工することができるようになりました。
固定しなおさなくてよいので、加工精度も良くなりますし、加工面も綺麗に仕上げることができます。
このうような斜めの加工の時には威力を発揮します。ひとつの面と異なる面の角も綺麗に加工することができるようになりました。
こちらの部材はオートバイの部品ではなく、とーっても大きな乗り物を組み立てる際の治具を構成するパーツのひとつとなります。
今月、ウッドストック工場ではオートバイ部品の製作と共に、これらの産業用部品の生産をしておりますので、おざおざさんは大忙しで作業をしています。
私はと言いますと、相変わらずオートバイ達と格闘していまして、日々手を真っ黒にしながら作業に従事しております。
こちらはFZS1000のシリンダヘッド。
バルブが20本もあって燃焼室はバルブで満たされていますね。
ヘッドは洗浄して綺麗にしていますけど、画像のバルブはこれまで使用していたものです。
EX側にはかなりカーボンが堆積していますね。
そして、バルブガイドのガタ(振れ)を測定しましたら規定値を超えていましたので、バルブガイドは新品に入替えして、バルブも当然新品に交換します。
バルブガイドはOH時に見落としがちですので、走行距離や手でのガタの感じに頼らずにマニュアル通りに測定器具で測定して数値ありきで、再使用・交換を決めるべきだと思います。
バルブガイドの交換が完了しましたら、バルブシートカットを施します。
それが終わるとサンドブラスト、ガンコートペイントとまだまだメニューが
目白押しに残っています。
暖かくなるまでにはまだ随分と日数に余裕があると油断していましたけど、春はそこまでやって来ていますね~
やばいやばい。
入庫をお待ちいただいておりますお客様も多数おられますけど、こんな感じで作業がたくさんありまして、狭い店舗がなかなかスペースが空きません。
もう少し、もう少しとお待ちいただいていますけど、もう少しお待ちいただけましたらありがたいです。