今回の筑波サーキットへの遠征の目的はイベントへのウッドストックとしての参加と最高峰クラスのハーキュリーズに参戦しているGarage 414 光元選手の応援（ちょっとセッティングのお手伝い？ ただの邪魔かも？）でした。
ウッドストックテントの２倍の大きさの立派なGarage 414チームのテントです。 キラキラなカラーリングがカッコ良いですし、このクラスの優勝候補だけあって、ずっとたくさんの皆さんが写真を撮っていましたね。
しかし、金曜日の練習走行時はこんな感じの青空ピット。
ピットロードから遠いのでGarage 414の2人のメカニックさんも大忙し。
ずっとこのマシンを熟成してきたライダーの光元選手と舩江さん、徳永さんの２人のメカニックさんの邪魔にならないように配慮しつつ、自分が解ることを少しだけセッティングに反映してもらいながら、目標にしているタイム（優勝できるタイムではなく、加賀山選手が持っているコースレコードタイム）で走れるマシンを3.5人（自分は0.5人分くらいですね）で作っていきました。
ステップはずっとウッドストック製を使用していただいており、ステップバーは足裏に食いつくハイグリップバーとなっています（思いっきり宣伝！）
オーバーさんのビレットのスイングアームがめちゃくちゃカッコいいですねー。
前日の練習走行から予選までにも足周りや電子制御のセッティングは大きく変更しています。 どんなに大きな変更でも受け入れて走行してくれるライダーですので、メカニックとしてもやりがいがありますね。
目標としていたタイムには全然（遠すぎるタイムでした）届きませんでしたけど、予選は見事にポールポジションを獲得しました。
そして、そして、かなりのタイム差でのポールポジションだったのだから、安全にそのままのセッティングで走れば優勝はできるはずなのに、またしても前後共に足のセッティングも電気のセッティングも変更して、決勝中の更なるタイムアップを試みましたが結果はどうだったのでしょう？
緊張のスタートは見事に失敗してくれましたけど、さすが貫禄の走りですぐにトップに立つと、２位を大きく引き離して危なげなく見事に優勝！ 良かった良かった。
このGarage 414の3人は本当に素晴らしくバランスの良く取れた良いチームでした。 広島から筑波サーキットへの長距離は関東の地元のライダー、チームと比較すると、練習の数も何倍も違うだろうし、遠征費用も格段に違います。 そんなアウェイのハンディがあるにも関わらず、岡山国際サーキットでの練習や限られた回数の筑波サーキットでのテストの中で、良くぞここまで仕上げたものだと感心させられました。
Ninja H2Rというマシンは素人目にはとんでもないパワーがあるので速く走れて当たり前というふうに見えるのかもしれませんけど、レース経験者であれば、このマシンがどれほどロードレースには適してなくて、乗りこなすことがどれほど難しいのかはわかってくれるはずです。 パワーが半分以下の600ｃｃのスポーツバイクの方が全然速く走れますので、H2Rをここまで乗りこなすライダー、サーキットには適さないマシンをここまで熟成させたメカさんたちの働きは立派なものだと思いました。 たった１戦ですが（とは言え、この数年間はレース毎、走行毎に、セッティングの相談にはなっていましたので、流れは理解していました） 少しだけご一緒させていただいて、自分自身もとても勉強になりました（特に電子制御に関してはウッドストックよりもたくさんのノウハウを持っておられました）
次回は強敵も参戦してくるでしょうから、ディフェンディングチャンピオンとして、更に頑張っていただきたいですね。
２度目の優勝、本当におめでとうございます。
Garage 414さんの他にもテイストに参戦しているマシンにウッドストック製のステップを装着しているマシンがたくさんいらっしゃいました。
K’ｚ ＦＡＣＴＯＲＹさんのＮｉｎｊａ Ｈ２にもウッドストックのステップを使っていただいていました。
光元選手に次いでハーキュリーズ２位のパワービルダーさんの岩崎選手のマシンにもウッドストックステップが装着されていました。
本当にありがたいことですね。
しかもパワービルダーさんのこちらのZ1000は凄かった～。
Z1000とは言ってもどこにもZ1000の面影は残っていない超絶手の込んだマシンで、よくぞここまで作り上げたものだと感心させられました。 メカニックの端くれとしては、負けたとしか言いようのない気持ちになったと同時に、なんだか滾るものが沸々と湧いてくるくらいの衝撃をいただきました。 全日本選手権や鈴鹿８耐のJSB、EWCマシンも楽しいですけど、なんでもあり（いやいや、もちろん定められた範囲内での規則はありますけど）のテイストはもっと刺激的で楽しそうだと改めて認識させられましたね。
ストリート仕様のオートバイにもウッドストックステップは似合いますけど、研ぎ澄まされたレーサーにはもっと似合いますねー。
筑波、遠いけどなー
でも、また行こうかなー？？？
広島への帰りの高速道路でGarage414号ハイエースに２回もぶっちぎられちゃいました。 いつでも全開の光元くん、元気過ぎるわ～
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